この度Coiの活動に初のスタッフさんが加わったんです!
Online shopを運営するのに、 スタッフさんいたら良いな〜と考えていたのでお手伝いしてもらえることになってかなり助かっています。 Coiの活動に興味を持ってくれて、 いろいろ学ぼうとしてくれて、 相談役にもなってくれて。 メンバーいるのすごく良い!となっています。 というわけで、ここ最近はずーっとonline shopの準備を進めていました。 他にもたくさんの方のご協力をいただいています。 Coiの相談にのってくれた人、依頼を引き受けてくれた人、皆んな皆んな本当にありがとう。 2020年8月末にオープンを目指して準備進めています。 沢山のいいねやフォロー、シェアよろしくお願いします。 Coi’s house online shop https://coicoicoi.thebase.in/ Coi’s house 公式 各SNSはアイコンよりアクセスできますよ〜
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コラボ企画をしているlao.shopさんのご案内も兼ねてレンテン族の村を訪ね、引き続き作業を一緒に行う為に村に滞在をしています。 lao.shopさんのブログ内でも今回の滞在について紹介してくれています? https://laomusubu.theshop.jp/blog/2020/07/08/172035 さて、Coiさんはと言うと 兎にも角にも 彼らの体力に全くついていけない。 全然のんびりしてない暮らしっぷりを目の当たりしています。 というのも4月〜12月頃まで彼らの主な現金収入であるゴムの収穫時期にあたります。 毎日早朝2時ころから出かけていき、8時頃には戻ってきます。 朝の時間にその日の作業が終わらなければ、夕方にまた行く日もあるようです。 お世話になってる家は家族総出で出かけていきます。子供達も手伝っています。 驚くのは、ゴム収穫後昼寝を殆どせずに1日動いていること。 もちろん昼寝する時もあるみたいですが、滞在時に見ていた彼らは殆ど休んでない印象。 お試しでゴム収穫についていくと、暗闇の中にはあちこちにヘッドランプの灯が。 蚊が多い時期は腰から蚊取り線香をぶら下げ、スマホをラジカセ代わりに音楽をかけ各々が作業。家族内で担当箇所が決まってるんであろう。 途中眠い眠いと言いながら、 おもむろに生えてる葉っぱを取り食べ出した。 真似して食べるとかなり酸っぱい。 そう、眠気覚ましの葉っぱなのでした。お魚料理にも使うよ、とのこと。 ゴムの木栽培の仕事しながら、畑仕事に家畜作業、それから布仕事もして家事もこなす。
その作業を家族総出で行い、出来ることは各自が行なっている。 そんな印象。 そしてなんでもそうだけど、 日々私たちは何気なく消費を繰り返しているけど生産現場を見ると物に対する見方が変わりますね。 そんな感じで結構バタバタな毎日を彼らは過ごしていて今回の滞在目的である布仕事は なかなか思うようには進んでいませんが 彼らからはとてつもなく貴重な経験をまたさせていただいています。 ラオスの南部で『食べれる森』作りをしている農園に滞在しています。
畑を作ると聞いて思い浮かぶ 土を耕して野菜を種類ごとに植えていくのではなくて 果物の樹木も多品種の野菜やハーブも食べれる雑草もが共存している場所。 肥料も与えず、水やりも出来るだけ雨だより。 自然の恵を直に感じられる農園です。 ラオスに来て織物を学び始めてあらためて気がつかされたのは 織物も元を辿れば農業なんだな、ということ。 当たり前と言われればそうなんだけれども 私はまだそこに気がつけていなかった。 雨季が始まる頃から養蚕が始まるよーということで 見学・体験をさせてもらっています。 お世話は本当に大変なんだけれど お蚕ちゃんがもりもり桑の葉を食べる姿にきゅんっとなっています。 可愛い。 それから陸稲植えも体験させてもらいました。 こちらの陸稲はもち米玄米。 前回の収穫分を味見させてもらったら もちもちで美味しくて美味しくて。 素直にお米が食べたーいって思えて毎回のご飯が楽しみになるお米なんです。 Coiの区画を作ってもらって、産地直送してもらえるようにお願いしちゃった。 食べるものも糸になるものも 私たち(消費者)にとっては良いものとされるものが 農家さん(生産者)にとっては負担になってしまうこともある。 生産する過程を知ることって大事で その上で自分に合うものを選択していけたらいいなと思える機会となっています。 食べれる森 https://instagram.com/kohjilaos?igshid=da93an5t0l7m 今回は製作日記。 作業中に考えていたとりとめのないことをまとめるつもりもなく書いていくよ。 藍染のコットン布の端切れが沢山溜まってきていたので 時間があるうちにこれでパッチワーク布作ろうと思いたった。 どうせ作るなら使えるサイズにしようと思い ルアンパバーンのタイルー族の村からやってきた 敷布団のサイズに合わせることにした。 特に計画性もなく、最初に横幅のサイズ分だけなんとなくのイメージを決めた。 裏地はつけたくなかったから縫い代の始末どうしようかなと思い パッチワークや韓国のポシャギ布の縫い方を参考にしようと確認をしたのだけれど、 今回使う布はそれらの布よりだいぶ厚地だから これは別の方法の方がいいな とりあえず裏処理は一旦おいといて 念のために縫い代を少し多めにしてチクチクと縫い始めた。 使った布は2種類で、でもほぼほぼ変わらない定番のコットン布。 色の濃淡もそこまで現れないんじゃないかと思いながら進めていた。 日々少しづつ(1日だいたい2時間くらい)進めていて 途中で投げ出さないためにも毎日Instagramのストーリーズにアップし記録。 こんな感じでストーリーズにあげてました。
勝手に報告みたいな投稿を見てくれた皆様ありがとうございました! で、少し進んだ所で あれ?思っていたよりも藍染の濃淡の表情がでてて なんかいい感じになってきたと自己満足感が出てきた。 そうすると今度は、それじゃあ商品化したらいけるかな?と考えはじめるんですよ。 作業しながら 商品化するならばと考えていた事。 •商品化するなら手縫い?ミシン? •裏地の処理方法もどうしよう? •この作業を引き受けてくれる縫い子はいるか? •ランダムサイズの布ピースの構成はできるか? •受注生産にしたらいいのか? •溜まりに溜まってたと思っていた残布だけどつなげてみたら意外と足りない。 じゃあパッチワークをする為に布裁断する?いやいや、それじゃあ主旨が違うか。 などなどが頭の中ぐるぐるしてました。 それともう一つ この布にはどんな未来がまっているのだろう? とふと考えた。 タイルー族の手つむぎ手織り藍染コットン布が ひとりの人物によってパッチワーク布となり その後代々人の手に渡り使われ 100年経って『2020年代にラオスで作られたアンティークのコットン布です』って 美術館とかで紹介されたり、アンティーク商によって価値がつけられ売買されるのか。 それとも超未来というか 今の地球と まったくことなる生物や星人により侵略とかされてさ、 環境がガラリとかわり 布でもないし紙でもないし 今は誰も知らない素材で つくられた服なのかなんなのかわかんないけど そういうもので身体を覆うようになったら 布の概念もなくなって布?なにそれ? みたいになったりするのかなとかね。 レンテン族の村に滞在中、レンテン布の洗濯方法を教わった。 お水に浸した民族衣装を台の上に置き棒で叩く、という方法だった。 洗剤は使わない、というのは容易に想像ができたけど 叩く、というのは初めてだった。 レンテン族の言葉では『ドゥグイ』というらしい。 ボタンはよけて叩くんだよ。 ボタン叩いたら壊れちゃうからね。 布をしっかり叩くことによって汚れが落ちて 清潔で綺麗になるからね、とのこと。 この叩くという作業 他の少数民族、例えばタイルー族とかタイカーオ族とかは 布地を織るときに糸の下準備である精錬作業で 糸を柔らかくするために叩いてたり、 藍染の時には色が均一に染まるように藍に浸した後に叩いている。 綿は叩くと丈夫になる、とも聞いたことがあって
ふと気になって調べてみたら 日本には古来から砧うちと呼ばれる布を叩く作業があった。 織物づくりの仕上げとして布を叩くことによって 織の作業の過程で強張ってしまった組織(繊維)がほぐれてなじみ 布の風合いが増すんだそう。 中国貴州省のトン族のピカピカ布も叩くという作業があるし ある一点に着目するとまた別方向からの視点での面白さがあるね。 レンテンの村から持ってかえってきたマニャーイドン。 マニャーイドンについては2020/4/20のブログで紹介しているので、見てね! http://coi-orimonosomemono.weebly.com/productiondiary/8184411 これも叩いて洗ってねって言われたけど うーん、我が家には叩き台も叩く棒もないので とりあえず手洗いをしてみた。 ラオス産ソープナッツで作られた洗濯用洗剤を使ったけど しかも他の洗濯物も一緒に洗ったけど 色落ち、移染はなかった。素晴らしい。お水は多少黒っぽくなりましたけど。 ちなみにソープナッツの洗剤は草木染めやシルクにも使えて 殺菌効果もあるみたいですよ。 私が使用してるのはラベンダーオイルと配合されたもので 洗濯時や干してる時にほんのり漂う香りも心地よくて愛用中。 確かにレンテン布は叩いた方がよりいっそう柔らかく馴染むのが早そうだなあという感想。 ですが、使って使って、洗って洗ってをたくさん繰り返して布が馴染んでいく この過程をゆっくり楽しんでいくのも、また1つの醍醐味ということで〜 レンテン族の暮らしの布。 彼らの言葉でマニャーイドンと呼ばれる約74cm前後の四角いサイズの布。 レンテン族が織る布は 幅約37cm前後の反物で、 この生地を2枚縫い合わせてあり、民族衣装と同じように 赤系の布で縁取りが施されている。 この写真のものはオリジナルのものに村滞在の記念に角に刺繍を入れてもらったものです。 ついつい連れて帰りたくなってしまうのですね。 村の暮らしの中では 畑仕事、山仕事に行く時などに三角頭巾のように頭に巻いたり、 日常生活のなかで、日よけとして布のまま頭からかぶっていたりしています。 お出かけ時には帽子として、 布を折りたたんで頭に乗せる感じ。 折り方は見ていると簡単そうだけど 実際やろうとするとできないものですね。 まずは三角をずらして折りたたむ。 次に両端を中に折りたたむ。 この時に綺麗に折りたたんでしまうのではなく、 折り込む下側の角のところが立体になるようにめくっておくのがどうやらポイントのよう。 折りたたんだ後はこのような状態になります。 正面から見るとこんな感じ。 それから肩にマントのようにかけたりもするみたいですね。 村滞在時には実際見かけなかったけれど 資料を読み返していたら、 この布を肩にかけて前でちょこっと結んで固定している写真がありました。 中でも印象に残った使い方は 薪拾いの後籠を背負う時に 肩を痛めないためにこの布を肩にかけてから背負うという方法。 布の使い方をこうやって教えてくれるのと同時に
薪拾い新人の身体を気にかけてくれたんだろうなー。 村人はそのままさっと背負ってますもんね。 村でみんなと一緒に過ごすと、 布が生活の道具であることを多くの場面で見ることができて、体感できる。 彼らを見習って私の暮らしにもどんどん取り入れていこう!と真似っこしています。 「布を頭に巻く」という動作って、意識のスイッチオンになりますよね。 集中して何かの作業を始めるとき、よしやるぞ!と頭に布を巻く。 なかなか良い気持ち切り替え方法ですね。 手ぬぐいとか大きめのハンカチなどなど 身近な布を使ってぜひやってみてください! ラオスを飛び出してお隣の国ベトナムへ。 ラオスの北部からバスを乗り継いで行けてしまう(国境の街まで10時間くらい)、当初予定にはなかったのだがせっかくここまできたんだし予定を組んでみたらあれ、あれっスケジュール的にも行けるぞ!となり、たまたま連絡を取り合っていた友達には次いつ機会があるかわからないよ〜との後押しがきて、よしっ行こう!と決めた。目指すは山の民が集まるローカル市場。 バスを何回乗り継いだかな。 ラオスの北部ウドムサイからまずはベトナム国境の街ディエンビエンフーへ。 行けるところまで行ってしまおうとディエンビエンフーに着いた日の夜行バスでサパへ。サパには翌日早朝に着き少し朝市を散歩して、そのまままたバスでさらに山奥のローカル市場が開かれる村へと向かったのでした。約丸一日半のバス移動。 調べていくと、曜日毎にサパ周辺の山岳地方各地で市場が開催されるようで今回は週末に開かれる2箇所の市場に合わせてスケジュールを組んだ。 どちらも花モン族が多く暮らす地域とのこと。サパからのバス移動ではザオ族(ラオスだとヤオ族だけど民族衣装の刺繍の色が黄色で頭にはサンタクロースみたいな赤い巻物をしてた)も車窓から見かけることができた。 さらに市場では民族衣装がまた違う別のザオ族にも会えた。こちらは刺繍はなく黒メインでシルバーアクセサリーや腰巻してた。袖口のパイピング配色がラオスのレンテン族とほぼ同じ配色。ザオにもいくつか種類があるみたいだ。 この村の周辺に暮らす山の民、衣装も素敵なのだが頭に巻いているスカーフ布使いが格別かっこいい!気になって観察してみると巻き方には特に決まりはなさそうでそれぞれがそれぞれに好きなように巻いているように見える。民族衣装も含め柄オン柄のカラフルな組み合わせがとってもお洒落すぎてまるでショーランウェイが目の前で繰り広げられてるようで心が揺さぶられるし、コーディネートや布の使い方の勉強になる。新感覚!若い層は彼らなりの独特の新しい感性でお洒落を楽しんでいるみたいだし、カップルでデートをしているところも見かけた。老若男女市場はとびっきりのお洒落をしていく(もしくは正装をしていく)場所のひとつなんだろうな。 そしてこちらがそのスカーフ布。大きさはフリンジを抜かして測って約68cm四方。バンダナと同じくらい。 -花モン族の布使いいろいろ-1:定番スタイル 頭に巻く個性があって、どれもこれもいい感じ。2枚使いで巻いてる人もいた。 こちらはおそらく折り畳んで帽子みたいに頭にのっけてる。 プリーツスカートに迷彩スニーカー合わせるとか、ライダース着てる人もいて、参考にしたい組み合わせだらけ。後ろ姿がどれもカッコ良すぎて最高でした。 2:荷物入れウエストポーチっぽく。 中にどんなものを入れているのかがわからなかったんだけど、お財布にしてるだろうと思われるポーチはまた別につけていた。 3:即席で子供のおんぶ布これは私も驚いた。そんなに大きなサイズの布でもないし、前の結び目もどことなく心細いけど大丈夫だよ〜という感じだった。 番外として コロナウィルスの影響だと思うんだけど、マスク代わりに布で口を覆っている人も中にはちらほら。 正面からの写真は断られてしまったために後ろ姿のみだけど、布で口を覆い後ろで結ぶという至ってシンプルな方法で即席マスクしてました。 布を好きなように自由に使うというのはラオスでのものつくりや布作りをして紹介していく中でのコンセプトでもあるし、共感できることばっかり!布って生活の中のいろいろなシーンでどんなようにも使えるんだよ、どんどん好きなように使ってもらいたいなっていう想いをより一層実感できる素晴らしい場所でした。
行けてよかった。ありがとう! というかラオスから気分的にはすぐそこだ。また行かなくちゃ! ラオス国内を旅する時は、ラオスの巻きスカート”シン”を履いて行くことが多い。 急なお呼ばれのパーティーや、お寺に行くことになっても”シン”があればなんとかなる。 そして何よりもラオスの布アイテムを身につけていると、そこから話が広がって、道中のコミニュケーション•ツールになってくれるんです。 ラオスの手織物は民族によって地方によって特色があり、田舎に行くとこれは何処の?と声をかけられ珍しがられ、今度織る時の見本にしたいからと写真を撮られたり。 自分で織ったシンを身につけて旅に出た時は、 バッグを譲ってもらおうとしたら私のシンと交換して欲しいと言われたことも。この地域にはそういう模様のシンが無いからって。 Coiの活動を始めてからは普段の生活はもちろん、旅にも村の皆んなと作った布達を連れていくと 旅先でのエピソードがお気に入りのアイテムに刻まれていって身につけているとふとした時に旅先での出来事が浮かび出会った人々を想い出す。 今回も行く先々でラオスの布たちがコミュニケーション•ツールとして活躍してくれた。 ① pao pants藍染コットン布で仕立てたパンツ。だいぶ履き込んで柔らかく良い風合いに育ってきた。村に行くと林や山に行くことも多いので、気兼ねなく履けて動きやすいこのパンツは旅の常連。 行く先々で村人がパンツをというか布を見てくるのがわかる。 ラオスのコットン布の使い方が珍しいのか、新鮮なのか。 ② square series 92マルチに使えるコットン布。 生産者を訪ねる旅は村人の家に泊まることも多いのでバスタオル用に。北部山岳地方は朝晩が冷えることも多く移動時にストールや膝掛けとかブランケットとしても大活躍でした。次回はこれを2枚持って行こう。 レンテンの村でコットン糸紡ぎの話題になった時にたまたまストールとしてこの布を巻いていた。 自分達が紡ぐ糸と、ルアンパバーンからやってきた布を見てその違いや特徴を感じてるようだった。 どの地域も民族も皆んな自分達の手仕事に誇りを持っていて凄くいい。 ③ コットンマスク移動の多い旅には必須。 バスとか、トゥクトゥクとか、バイクとか、塗装されていない道を通ることもしばしばで砂埃対策。 飛行機や長距離バスならエアコン対策とか乾燥対策にも使います。 ラオスでの日常生活にも欠かせないので常に持ち歩いているアイテム。 ベトナムの山の民が集まる市場で、売り子のおばちゃんに織物はしてる?できる?と身か振り手振りで聞いたら、私はできないけど、あなたのそれもこれもそうだよね?と身につけていたパンツ、ストール、それにマスクもだねと指差され まさかのマスクにまで気がついた、やっぱりわかるのね!と感心した。 ④ モン族麻布ハット折り畳みができてお洗濯も可能なこの帽子。
ラオスでの移動手段がバイクになってから帽子自体なかなか出番がなくなっていたけど、旅の時はやっぱり大活躍してくれた。 こちらもベトナムにて。 バスを待っている時にやってきたモン族の女性。お土産物売りだったんだけど彼女が身につけていた民族衣装がモン族麻布で光沢感のあるものだったから、こちらも興味津々に話しかけたり写真撮らせてもらっていたら、貴方の帽子も同じでしょ?と言われ、すっかり忘れていたけどそうだ、そうだったよって、よく気がついたねとこちらがビックリ。 レンテン族の村 アイヤンマンと呼ばれる伝統習慣 さあ次はレンテン族を訪ねようと思い確認をしていたところ村から連絡がありなんと伝統習慣により明日から3日間は村人以外入村禁止とのこと。 なかなか興味津々な出来事に、村に入ったらいろいろ聞かなきゃなと楽しみが増えた。 無事に到着入村し、夜ご飯をご馳走になった後で早速インタビュー開始。 この伝統習慣はレンテン語でアイヤンマン、 ラオス語でລ້ຽງຜີບ້ານ(リヤンピーバーン)と言い レンテン族の暦でお正月が終わったあとの2月1日にあたる日から3日間は村人以外は入村禁止となります。 同じレンテン族だとしても、入村は出来ず、他のレンテン族の村も同じだそうです。 2020年はそれが2月25日から2月27日でした。 ຜີピーとは、ラオス語で精霊を意味します。ບ້ານバーンは村、つまり村を守ってくれる精霊の為の3日間で、村の中に病気や悪いものが入ってこないように守り、村が健やかで幸せであります様に、そして農作物、とくにお米の豊穣を願うものだそうです。 この3日間は特別な儀式などは無いようですが、畑の野菜を採取しちゃダメだから、市場で買って料理するよ〜と言われ、??で更に話を聞いていたら そこには土壌を新しくする、すなわちお米を植えたら豊穣でありますようにという願いを意味するようで、土を掘り起こしたり木を倒したりすることは禁止とされているそうです。 ちなみに狩猟、漁猟はOKとのこと。 そのような事からこの3日間は畑仕事などがない為集中して作業ができるという事で、女性たちは民族衣装を飾る腰紐を織る作業をするそうです。 レンテン族の服地になる布は高機で織られていますが、この腰紐は地機で織るそうです。とても細くて細かな模様が入った紐なので普段の暮らしの中だとあれやこれやとなかなか集中して作業する時間がなく綺麗に織ることができないからこの3日間の間にやるのがいいのよ、と言っていました。今娘に教えているけど、難しいからまだなかなか綺麗にはできないのよ〜と。 翌日、村を案内してもらっていたら
村の出入り口となる道には、 悪い霊が村に入らないようにするヤンマイピエンと呼ばれる竹で作られた魔除けがありました。この3日間は竹製の鎖状のものを村の出入り口に渡し、外から入れないようにするんだよ〜と。 タイルー族 伝統家屋を移築
お世話になってる生産者の母方の実家が空き家になったから 移築する事にしたよーと話は聞いていて。 そうしたらちょうど解体作業をはじめるから見に行く?と言われたので もちろん!と隣村へついていきました。 着くと、村人たちが集まり共同作業で屋根から解体を始めているところでした。 梁や柱、扉や窓の装飾部分など以外は新しくするようで、屋根材や壁などはどんどん解体していきます。 周りで女性たちが集まって傍観しているなぁと思っていたら、あるタイミングで皆んなが解体した廃材を集めて片付け出したと思ったら、各々持ち帰っていて、あ、そうか薪用に使うのかとガッテン。男性が解体し、下で女性が片付けるの構図がすっかり出来上がっていた。 残りあと梁と柱になったところでひと休憩。休憩しながら細々とした遺品を これは要る?要らない?を確認してた。私もここぞとばかりに何かないかなぁと物色して、伝統スタイルの敷布団をゲット。それからブランケットが袋の中に乱雑に入れられているのを見つけてこれ古い布でしょ、捨てたらダメだよ貴重だよって内心誰も興味示さなかったらも〜らおっと、と考えてたら村人に私が貴方に売るわ!買ってね〜アハハ〜と言いながら持って帰られてしまいました。 ひと休憩後はどの柱か分からなくならないように印をして解体作業の続きスタート。 1日で解体は終わらせるようで、最後まで見ていたかったんだけど、 レーちゃんとのサンプル作りの作業があるので、途中で退散。 サンプル作りをしていると 解体後の柱などがトラックでどんどん運ばれてきていた。 翌日からは組み立てに入る前の準備で、竹で新しく梁を作ったり、柱を削って綺麗にしたり、日々作業を進めている。 組み立て予定日は今度の週末で、 それ見てから帰りなよ〜と言われてる。なかなかない機会だから見たい、ものすごく見たいと思いつつも次の生産者に会いに行くのが遅くなっちゃうなぁと葛藤中。 活動の様子は随時Instagramでupしていますので よかったらフォローしてください。 → made in Laos |